オベロンについての質問と回答まとめ③


だよなァ‪〜〜〜〜〜‬‪〜〜〜ッッッ!?キャストリア一択だよなあ!????!?

まず前提として、「オベロンが探していたのはティターニア(実在しない、物語の中の登場人物)」「妖精國で出会っていたのは『それに似たもの』であって、ティターニアとイコールではない」があります。
ダビデはアビシャグを広義語として複数人に対して使っているけど、オベロンのティターニアはずっと本人だけを指す狭義語のまま。

オベロンの輝ける星は、本当にどこを探しても見つからないし存在しないもの。だけどその旅路の果てに「それに似た輝き」をキャストリアに見出していたのだと思います。

だから「汎人類史を滅ぼす」目的は、基本的にティターニア本人のためだけにあるもの。オベロンがその目的を達成しようとするとき、彼の頭の中に浮かんでいるのは一人だけだったはずです。

とはいえ、「ティターニアに対してのみならず、その他のたくさんの物語に対しても『そのようにあれ、そのあとはなし』し続ける人間」全般への怒りがあるのは確かです。
その点で藤丸立香に対しては「コイツの人生だっていつかは報告書に纏められて、都合のいい解釈で消費されるんだろうな、クソ読者どもムカつくな」という思いがある。ここに関しては藤丸立香本人への同情・哀れみよりも彼の物語を読む読者に対しての怒りのほうが強い。

キャストリアに関しても同じく。「彼女を身勝手に祀り上げては切り捨てるクソども」への嫌悪感と怒りは、キャストリアを見ていれば殊更強く沸き起こってきたでしょう。
だから、「汎人類史を滅ぼす」目的はその起点はティターニア本人のためなんだけど、最終的には「キャストリアや藤丸立香のような犠牲者をもう二度と出さない」ことにも繋がるわけです。

私は絆6マテリアルはティターニア(狭義)で読んでいましたね。
キャストリアが「ティターニアに似たもの」だとしたら、藤丸立香やブランカは「ニアミス・ティターニアに似たもの」で、それでもまあ複雑感情ポイントはちょっと入ってると思います。





不夜キャス宛のボイスはなかったですね! 私があんまり彼女に詳しくないので正確かどうか分かりませんが……シェヘラザードの物語を知ったら、オベロンはまず王様に対してウゲェと思うんじゃないですかね。
毎夜毎夜新しい物語を要求して、繰り返し楽しむこともなく次へ、次へと消費を繰り返す人だから。

同じ物語であるが相容れないナーサリーに対して「ふーん。ま、そういう奴も居るか」ぐらいのスタンスだったのが私はかなり好きで、作者やマーリンに対してはともかく不夜キャスにはそう刺々しい態度は取らないような気もします。

シェイクスピアへの感情も現時点ではちょっと図りかねる部分はありますよね……「作者」として嫌いなのは分かるけど、オークションで彼の没原稿を欲しがったムーブは完全な演技なのか? もしかすると彼の作品のことは好きなのか? みたいな疑問があり、まだ情報が少なすぎてこの辺は何とも。今後に期待です。





ありがとうございます! そうですよね、クリア直後は「全部嘘」に引っ張らられすぎていたけど、前後編のオベロンって事実や本音を話しているときもあったし、普通に会話できてたんですよね。
「虚構判定」説を採用してシナリオを見返すとなんか今までと180度違うものが見えてきてびっくりしているところです。

私のツイートのRT先で「オベロンはずっと ※この人物はフィクションです のレッテルを付けられ続けている状態なのでは」という解釈を見てなるほどなーと思ったのがあり、じゃあそのレッテルを見るのは誰なのかと言えば、メタ的には私たちでもあるわけですよね。

本当に面白いキャラクター造形だな。奈須先生に感服しきりです。



0コメント

  • 1000 / 1000