＞死ぬことで「物語」からは退場し、候補ではなくなる

これ私は逆だと思います。生きていくことが物語を紡ぐことなら、死ぬことは「おしまい」になること。そしてその終幕が理不尽なものであることが「そのあとはなし」に該当する。

さらに、オベロンは現実だけを物語に喩えているのではなく、そもそもが空想であるもの＝フィクションや「報告書」=伝記などのことも物語と捉えています。

そのため、現実から退場することイコール物語の中の登場人物ではなくなること、という結びつけ方はできないんじゃないかと思います。

またいくらオベロンが現実を物語や舞台のように眼差しているとはいえ、ティターニアの重要要素である「架空のきみ」の架空は「そもそもが空想であるもの」を指しているのであって、現実はそこには含まれないでしょう。

唯一物語から退場していない藤丸は「続いていくもの」の代表でもあります。失意の描写についての理解は【質問と回答⑨】における

＞失意の庭では「そのあとはなし」に掠ってるとしても、現状のところ藤丸は「続いていくもの」の汎人類史代表だから

という感じです。

「きみ」の使い分けについては【質問と回答 11】を参照してください。同じページで「汎人類史の空を一瞬美しいと感じたとしても、それ以外の理由のために汎人類史を好きになることはできない」という話をしているのですが、これは藤丸に置き換えても同じことが言える気がします。最後の飛び立っていくシーンについて。

カニファンが論拠になるのは失礼だったらマジで申し訳ないですがちょっと笑ってしまいました。そんなところで繋がることあるんだ……！？

まああれはギャグ時空だからね、本編藤丸はそんなに赤兎馬に思い入れないみたいだし。

ティターニアが誰か問題ってもう宗教だと思ってて、私はアルトリア一神教なんですけど、世の中には同じ原典を読んでいても藤丸教の人がいたりブランカ含めての多神教の人がいたりするので、それも良いことだとは思います。論拠を聞かれたらこうして自分の意見を書きはしますが、藤丸ティターニア教の人がいるのもそういうこともあるよねと思うよ。

・指の蝶々

これについて私は疑問に思ったことがないのでどういう意図の質問か掴めませんでした、すみません！！

・テントから飛び立ったもの

ダヴィンチちゃんがシャドウボーダーに向けて飛ばしていた伝書鳩(使い魔だっけ？)だと思います。

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返信不要の方へ

不要と仰ってたので一応画像の引用は控えますが、本当にありがとうございます！上手く言葉でまとめていただいて私も「それが言いたかったんだよな……」となりました。

あと別件で反出生主義のこととかも調べてくださったようで。嬉しい言葉をいただけて泣いちゃいそうでした……。

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以上でマシュマロは一旦閉鎖させていただきます。みなさん本当にここまでお付き合いありがとうございました。

自分でも分からなかった所の質問や矛盾の指摘が来るたびにウオォア‪〜〜〜〜〜と唸りつつ、しかしこれだけの考察の余地があるキャラクターに出会えて幸せでした。あれ？こういう書き方すると「完」みたいな感じになるな。俺たちは汎人類史なのでこれからも続いていくぞ！もちろんオベロンのカルデア生活もな！！

それではまたツイッターの方で。さようなら！　

2021.09