2022/03/19・お題箱返信
生を苦しみでしかないと捉える考え方はきわめて仏教的なものなので、キリスト教の価値観に照らしていえば正直やめたほうがいい(自戒)
「生は苦痛です、生は恐怖です、だから人間は不幸なんです。いまは苦痛と恐怖ばかりですよ。いま人間が生を愛するのは、苦痛と恐怖を愛するからなんです」──ドストエフスキー『悪霊』
わたしは生は苦しみだと思うけれど、この世に絶望しているわけでは全然なくて、むしろこの世界を愛している。引用した『悪霊』のキリーロフの台詞は否定的なニュアンスで述べられているものだけど、わたしは読んだ時に「これだ!」と思って驚いた。
この世には悲惨な現実がたくさんあるし、どんな道を選んでも苦痛から逃れられることなどないし、その痛みに呻きながら這いつくばるように生きていくことだけが人生だけども、わたしはそういう人間や世界が嫌いではない。いや本当に、苦痛と恐怖を愛さずにこの世界を愛することなど不可能だとすら思いますね。
そして、苦痛の存在を容認できるのは確かに神を信じているからなのでしょう。わたしたちがどれほど分かち難い痛みを負っていても神だけは分かってくださる。誰にも救えないような痛みにも神だけは寄り添ってくださる、この奇跡的というほかない事実に接するときこそ、わたしは信仰をもっとも強く感じることができる。
もしもこの世に幸福しかないのであれば人はもはや神を必要としなくなる。生が苦痛であればこそ、信仰は篤くなるとも考えられますよ。無論これはキリスト教徒的な考えではなくわたしの偏った見方ですが。
最近になってわたしって人生どうするんだろう!? と考えるようになって途方もない気持ちです。鬱で死にたいと思いながら生きていた期間のほうがまだ全然長いから、将来についてまともに考えたことがほとんどなく、赤ちゃんと同じ状態なんですね。
「いつまで独身でいるつもり?」という映画があって、ツイートしたからもしかしたら見られているかもしれませんが、わたしやこの方のように思っている人にはぜひ見てほしいと思った。孤独という感覚はどこまでも厄介で、人間はそれゆえに不必要なほど苦しめられている……。
以下、コンテンツのおすすめを募集したのでそれについて。
おすすめしたものを履修して貰えて本当に嬉しいです……愛する作品なので伝わって嬉しい。
「ふたりの証拠」、双子の兄弟の話で戦争が絡んでくるということで好きかも。積んでる本をクリアしたら読んでみますね!ありがとうございます。
浅い知識で申し訳ないのですが小野不由美さんってホラー的な作風じゃなかったですかね? 怖いの苦手で読んだことないのですが(本当にビビり)すごく有名だし、一度触れてみようかな……おすすめありがたいです!(^^)
ゲームの紹介記事を見たらなんか……なんか凄そうだった!(語彙) フリーゲームをやったことが多分今まで一度もないので、こういうのがあるんだ〜と思いました。教えてくださってありがとうございます!
ガリレオシリーズ、ものすごく昔に……多分小学生の時とかに見ていた記憶があって懐かし〜となりました。あの頃はほとんど内容を理解できてなかったと思うし、実際何も覚えてないので見返したくなりました。ありがとうございます!
別件
合ってたら非常に申し訳ないんですがこれわたしのお題箱への投書で合ってますか?感染症のことと藤丸立香の解釈について?があまり文脈が分からなかったのですが、読み取れてないだけだったらすみません……泣
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