オベロンについての質問と回答まとめ①


オベロンが「本音を話している」シーンは突撃秋の森以外にも実はけっこうあって、

4節:「僕は君、嫌いだな」「うるさいな。話しかけないでくれ、耳が腐る」
6節:「妖精妃ティターニア。あの偏屈なオベロンをただひとり愛したひと。可能であるなら彼女に会いたい」
23節:「無いからこそ探すんだ。ありもしないものだから、求めずにはいられない。僕にとっての僕の妃[ティターニア]はそういうものだ」
同:物語が消費されることへの怒り、モルガンの描いた絵本への敬意周辺のすべて
29節:「気持ち悪い!気持ち悪いなぁ、君んとこの妖精は!」
同:「何より──君を、他の誰よりも信じ、頼りにした」
30節:「ああ、しかしなんだな。メッタクソにやられたのにさぁ──なんで俺は、こんな穏やかなんだろう」

この辺りはほぼ間違いなく本音だろうと思うんですよね。つまり、最後のよくわかんない秋の森空間の影響がなくても、平常時でもオベロンは口にしようと思えば本音を発言できる。上記の事柄に関して「ねじ曲がり」の影響も受けていない。
本音と断定できる箇所が限りなく少ないのもすごいんですが、これはスキル夏の夜の夢の呪いの影響ではなくて、オベロン自身が意図的に「極力本心を話したくない」と思って詐称しているからというところが大きいでしょう。
コヤンスカヤだけには本音で嫌いと言っていたのは、彼女のことは騙す必要がない/わざわざにこやかな演技をするのも耐えられないぐらい嫌いだからだと思います。

仰る通り、私のオベロンの言動についての解釈は「世界から虚構[うそ]と認定されるだけで、事象改変や対人間での感情の改ざんが起きることはない」なので、その線で理解していただければと思います。質問ありがとうございました!




考察読んでくれてありがとうございます!上記でもツイートしたんですけど、私は「オベロンの言葉は他人から信用されない」ということは基本ないと思ってます。アルトリアがオベロンの指導や忠告を真摯に受け止めていたことだけでもその証明になると思うんですが、もっと言えばパーシヴァルが円卓軍のプロデューサーであるオベロンを誰より信頼していたこと、オーロラが自らを「簒奪者」と形容されたことについて「なにそれ笑」で済ますのではなく核心を突かれたと感じていたこともそうです。
オベロンの言葉が本当に「取るに足りない、架空のお話」に聞こえているのだとしたら、これらのことには説明がつかなくなってしまうからです。

妖精たちが「オベロンの話は面白い」と言っていたのは、妖精には新しいものを創造する感性がないという前提のほうが大きく関わってくる気がします。妖精たちからは「革新的なアイデア」が生まれ得ないため、ぺぺさんがデザイナーとして無双していた。それと同じ理由で、汎人類史の物語をたくさん知っているオベロンが「面白い」と思われていたのではないでしょうか。
あるいは、オベロン自身が極力「陽気で面白い、でもちょっと謎な人」と見えるように振る舞っていたというのもあるでしょう。いずれにせよ、呪いの影響ではなく彼自身の意図的な振る舞いだと思いますね〜。



ありがと〜〜嬉しいよ〜〜

水沢教会

マシュマロ回答コーナーと化している

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